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steamというゲームを格安で売っているサイトのゲームを買ってプレイしています。 それを紹介するページです。 準備中。
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グロい描写が苦手なあなた。この作品を閲覧しない権利があります 「……ぅぐ、――か、はぁ……っ!」 月明かりの下、夜の神社という神聖な場所で、祭が始まろうとしていた。 素裸に剥かれ衆人に白い肌を晒されている少女の身体に鋭い刃物があてがわれ動くたび、 肌は赤く染まり、澄んだ空気に澱んだ臭いが混じり出す。 猿ぐつわによるものか、それとも少女の強靭な意志の力によるものなのか、 加えられる行為の惨さに反して苦痛の声は少なく、 その瞳は苦痛を与えてくる相手を――この私を睨み続けている。 「さすがね梨花ちゃん。自分から麻酔を拒んだだけのことはあるわ」 「…………っ」 『当たり前よ、私は何としてでもこの記憶を持っていかなきゃいけないのだからね』 少女の――梨花の目的はわからないが、私に楽しみを与えてくれたことは確かだ。 今夜起こる最初で最後の祭の始まりに相応しい…。 「くすくす。……それじゃあ、あなたの綿流しを始めるわよ」 「……がっ!――ふ、……っっ!!」 腹部を内部まで一気にかき開き、「綿」を引きずり出すと、さすがに梨花の身体は大きく震え、猿ぐつわから声と血を漏らした。 「……ふふ。綺麗よ梨花ちゃん。月の光と血の赤とでこんなに濡れて輝いて…」 「か、ふ……ひゅ……」 梨花の瞳の輝きが鈍くなる。顔色も白くなってきた。 ……これでもうすぐオヤシロさまの生まれ変わりとやらもおしまい。あっけないものね。 ジロウさんも、こんな風に苦しんだのかしら…? ………………。馬鹿ね。私は神よ。神になってやるのよ。もう遅いの――! 一旦梨花から身を離し、衣服を脱ぎ捨てる。 山狗たちは指示通り遠巻きに見ている。 月明かりの下の私の裸身にゴクリと息を呑む音が聞こえた。 「あなた達はここで起きることをしっかり目に焼き付けなさい。これは神の儀式なんだから」 再び梨花の側に行くと、もう彼女の瞳はどこも見ていなかった。 ひゅー、ひゅー、と小刻みに震えながら息を漏らすだけ。 「私の勝ちね、梨花ちゃん。くすくす……」 ずりゅっ…。 小さな身体から「綿」を引き出し、血に染まったそれを身体に巻き付ける。 「うふふ、あったかい……」 梨花ちゃんの鋭い瞳。私を拒んだジロウさんの激しい瞳。おじいちゃんの優しい瞳…。 …今はもう、誰も「私」を見てはくれない。だって、ここにいるのは神だから。 私の身体が血に染まる。「綿」が身体を滑るたびにぬるぬるとした液が身体を濡らす。 そして、私の内部も熱く濡れて――。 ぐちゅ…っ。 「ああ……ん、ふふ……どうかしら梨花ちゃん。オヤシロさまの生まれ変わりの神聖なあなたの「綿」で、 私、こんなになってるのよ…?あふ、んんっ……」 赤く濡れた指を滑らせるたびに、これまで感じたことのない激しい快感が電流のように流れこんでくる。 きっとこれが、神の領域。 普通の人間ならこんなことで快感を得られたりしない。 私は、神。神になったのよ。これから私は神としての偉業を成し遂げるのよ――! 月明かりの下。 神聖な神社に響くのはオヤシロさまの生まれ変わりの虫の息と、 快楽に身を委ねる神の声と、 血と粘液の混じった淫らな音だけ。 これが私の祭り囃子――。
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全ては平和の為、皆の為、そして愛する者の為。闇夜に浮かぶ月光の刃は、いかなる敵をも斬り伏せる 詳細 名前 ラルカン・ラントのジークローラン 性別 男性 年齢 42 身長 178cm 重量 76kg 陣営 人間(月装) 体型 小太り 容姿 燃えるような赤毛をオールバックにした中年の男性。 少々ふくよかで陽気な顔つきをしており、取っ付きやすい印象を受ける。 優しげな顔はこのような荒れた世界においてはいささか場違いともとれるが、その中に光り輝く赤い瞳には強固な意思が秘められている。 身体はかなり鍛えられており、筋力はかなりのもの。 概要 マイペースでおっとりとした、どこか抜けたところのある性格。 危機下にあっても睡眠を優先する程に危機感がなく、その性格は初対面の者には呆れられることもしばしば。 しかし彼の奥底には、勇者のように果敢な心と、騎士のように義理堅く、誇り高き心が存在している。 その本質は彼の能力において、一歩も身を引かず果敢に敵を切り伏せる勇姿に現れている。 それなりに肝は座っているが、その一方で無謀な戦いを避けようとするなど、どこかちゃっかりした所のある人物。 どこでも眠れる事が特技。趣味は探索。 「夜」の恐怖に脅かされた家族を救うため、一筋の希望を探し求めていたところ「月装」を見出す。 その能力と彼の勇敢な心という長所でもって、彼は魔獣たちに対抗する。たとえ力足らずであっても、それが少しでも皆のためになる限り、彼は戦い続けるだろう ムーンライト・ソード ≪月装≫「月明かりの光の大剣」 武装。2mもの規格外な大きさの両手剣を召喚し、自在に扱う事ができる。 その長く重たい刃は暗い光を放ち、銀の残光を残して敵を粉砕せしめる 巨大な分取り回しが複雑で、その分隙も生まれやすい。しかし、それに見合うだけの破壊力を持っている。 斬撃自体に特別な能力はなく、何ら変哲ない普通の刃である。 また、この剣は月明かりによる加護を受けており、それは青い閃光となって放たれ、衝撃波でもって前方の敵を一掃する。 その偉大なる月光の力は、彼の勇敢な心が光り輝いた時のみ発揮されるのだという 所持物 ペンダント 妻、そして娘らしき人物の写真の入ったペンダント。 退廃した世において、あたたかい思い出というのは 決して捨ててはならないものなのだ 彼の場合においてそれとは、彼の戦う意味を示している 本日 - 先日 - 総計 -
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その他バグ ※12/28現在、パッチ1.2が提供されています。 死体がリスポーンする 選択肢が英語のまま? カジノのルーレットバグ キャラバンの賞金バグ フードプロセッサーの修理に必要なアイテムの数が間違っているバグ ナイトキンのステルスボーイが解除されないバグ ゴモラのスイートルームで死体が歩き回っている ヴァンスの9mmマシンガン入手時のバグ レンジャーステーション・チャーリーのホロテープバグ ラッキー38の作業台ロッカーアイテム消失 クエスト「ED-E My Love」でのアイテム消失 非人間コンパニオン(ED-E、レックス等)のアイテム消失 リロード後硬直バグ アルケイドが仕事しないバグ? 重火器バグ 老婦人ギブソンバグ .357JFPが装填バグ トレイルカービン特殊弾薬セット時のデフォルト装弾数バグ 表示暗転バグ ナイト少佐の Repair スキルが40になるバグ ミゲルの質屋に入れなくなる ポラトル少佐がネルソン制圧の報告を聞かない FPS視点で銃を持っていると銃自体が上にいってしまう FPS視点で銃を出していると消える アイアンサイトと着弾点がずれているバグ Scribe Counter が取得できないバグ ラウルの強化Perks「Full Maintenance」が機能していないバグ 取り付けた武器MODが消滅するバグ V.A.T.S.が反応しないバグ 特殊VATS「Mauler」のノックダウン効果が無効化するバグ 崖嵌りバグ アイテムリスト表示バグ ジェーン婦人のバグ 早く移動できるバグ Agilityの効果が消えるバグ オーブンの内側にアイテムが潜り込むバグ NCRCFの透明スロープ フリーサイドの女の子は実は・・・? キャンプ・マッカランの透明外壁 クリムゾンキャラバン社のジョジョ的バラック アリ塚の入り口が英語のまま 実はヅラ INTのインプランドが取得できないバグ(要検証) 死体がリスポーンする 敵を倒して日数雨が過ぎたあと、敵が死体の状態でリスポーンする HPが表示され、倒すと経験値が手に入るが、死体のように寝ている状態から動かない たいてい一体だけではなく、そのエリアの半数に敵に対して起こる 選択肢が英語のまま? クエスト Ring-a-Ding-Ding! のベニーとの会話で、Black Widow の選択肢が英語のままになっている (PS3で確認)。 別のクエスト High Times でもジェイコブ・ホフとの会話で Speech の選択肢が英語のままだった。 他にもいくつか見かけたのでまだあるかも。 自主規制等の可能性もないわけではないが、自分が確認したものは自主規制の対象になるとは思えないものだった。 単純なミスではないかと思われる。たとえば、"Girls like bad boys. And you've been downright awful." や、 "Jacob, be strong. You just need the support of your friends to get through this." 等。 カジノのルーレットバグ 0に賭けて当たっても、当たったことにならず負けとなってしまう。 一点賭けをするなら他の数字にしよう。 キャラバンの賞金バグ キャラバン勝利時にもらえる賞金の計算がどこかで間違っているのか、 本来もらえる金額の倍額が手に入るようになっている。 これを利用し、店主でキャラバンが出来る相手にNCRドルやリージョン・デナリウスを複数売り払い、 その後高レートを設定して勝つと店主は優先的にキャップ以外の通貨で払おうとするため、 店主の財布次第だが非常に多くのNCRドルやデナリウスがリターンされる(1,000枚以上のNCRドルが…)。 どっちがモハビを支配しようがこれで老後も安心。 フードプロセッサーの修理に必要なアイテムの数が間違っているバグ ウィリアム・ファーバー伍長に依頼されるフードプロセッサーの修理クエストだが、 集めなければいけないアイテムリストの中にポットが1つ必要とある。 ところが、実際には2つ持っていないと修理が実行できない。実際に使われるのは1つだけ。…パッチ1.4(XBOX360版)では1つで修理できた) ナイトキンのステルスボーイが解除されないバグ ナイトキンのステルスボーイによる透明化が接近しても解除されない場合がある。 一応、別のマップへ移動する、セーブ/ロードする等で解除される模様。 ゴモラのスイートルームで死体が歩き回っている クエスト How Little We Know 中に、ルートによってはスイートルームの一室で女性の無残な死体を発見できるが、部屋を開けっ放しで帰るとその後リスポーンした死体がフロア内を歩き回っている。 なお話しかけると何喰わぬ顔で「死体を調べますか?~」というメッセージが表示されて普通にイベント続行できるので、あまり突っ込まない方が双方の為かもしれない。 ヴァンスの9mmマシンガン入手時のバグ ポーリン・ウィンズのスピーチを失敗させても、その後サミー・ウィンズとの会話にスピーチ成功時に出るはずの会話が追加され普通に鍵が貰える。 そのため、Lockpick や Speech が規定値に達していなくても二人を殺害せず、ノーリスクで入手できる。 レンジャーステーション・チャーリーのホロテープバグ 「レンジャーステーション・チャーリーの音声ログ2」は レンジャーステーション・チャーリーを襲った犯人の声が記録されているはずだが、 何故かレンジャー・アンディにこの件の事を報告した時の彼の声が録音されている (しかもちゃんとホロテープのエフェクトがかかっている)。 このせいでアンディが黒幕っぽくなってしまっている。 内容を聞きたい場合はオプションで「その他の字幕」を表示する設定にし、 ホロテープを再生したらPip-Boyを閉じてみよう。 本当の録音内容が字幕で表示される。 ラッキー38の作業台ロッカーアイテム消失 自宅にも書かれているが、ラッキー38の作業台ロッカー (1,2ともに) の中に納めていたアイテムが消える事がある (一データで2回発生)。 作業用アイテムは2つある冷蔵庫の右側を使った方が良いかもしれない。 クエスト「ED-E My Love」でのアイテム消失 ※パッチ1.2で修正 ED-E My Love にてバージョンアップの為に一時的にED-Eがコンパニオンから外れるが、その時に預けていた荷物は全て消えてしまう。 バグというより仕様(内部的に旧ED-Eと新ED-Eは別キャラ)だと思われるが、どちらにせよNPCに預ける際は荷物を移しておく必要がある。 非人間コンパニオン(ED-E、レックス等)のアイテム消失 カジノやフォートなどで武器を没収される際、ED-Eやレックスなど武器を装備できないタイプのコンパニオンに預けた武器が消滅することがある。 武器の項目・非人間という条件から、アイテム返却の際の設定が非人間コンパニオンにはされていないと思われる。 リロード後硬直バグ ※パッチ1.2で修正 (全てかどうかは未確認) 武器をリロードした直後に数秒(長くて5秒程も)の間、発砲、Pip-boy、エイム、武器出し入れ、V.A.T.S.、ホットキーの使用が出来なくなることがある。 リボルバー、レバーアクション系で頻発する他、一通りの武器で発生を確認。 移動、視点移動は可能だがオブジェクトに触れることすらできなくなる模様。このためマップ移動、コンパニオン会話までもできなくなる。 回避手段として、装填分の弾薬を撃ちきる前にホットキーかアイテムメニューを利用して武器を変更することで発生を抑えられる。隙はあるがこの硬直よりは遥かにマシ。 その後の検証では、やはり発生はリボルバー、レバーアクション系に集中しておりマガジンタイプの武器ならほとんど発生しない模様。また、リロードを1~2発程度で行った場合硬直が抑制された(リロードモーションあたりに関連している?)。 一発ずつ弾を込めるタイプの武器で頻発、Cowboy の Perks で恩恵を得る武器は注意。 リボルバーでも.357弾使用銃以外の、スピードローダーで一発装填するタイプは大丈夫? リロード速度アップのPerk (Rapid Reload) を取っていると起こるバグ 海外版では既にパッチが当たったが治っていない模様。 リロードバグは歩行しながらフルリロードを完了した時に硬直が起きてしまう。 このバグを起こす武器はリロード中にRTもしくはR2を一回引くことで、途中でリロードをキャンセルできる。 4/5, 5/6, 6/7など最後の一発手前でリロードキャンセルを行えば、硬直バグも回避できる。 しかしホットキーを利用した武器交換リロードよりも効率では劣る。どうしてもリロードモーションを楽しみたい人向け。 リロードキャンセルした際にモーションをカットしつつ装填もされることがあり、多少の効率化も図れるので全くの無駄というわけでもないが。 また歩行中でなければバグは起こらないので、静止中、スニークモード、V.A.T.S.時ではフルリロードしても硬直しない。 アルケイドが仕事しないバグ? シーザーリージョンのクエストを進めると、ある人物の治療クエストが発生し、 そのクエストのオプション項目に「コンパニオンのアルケイドを連れてくる」が出現する場合がある。 しかし実際にアルケイド・ギャノンを連れてきても、彼がコンパニオンから離脱するだけでクエストが進行しない。原因は不明。 患者を助けたい場合には Medicine スキルを高めて自分で治療するか、オートドクターの部品を取ってくる必要がある。 ↑ただ単に選択肢を間違えたorスキルが足りなかっただけでは? アルケイドは基本善人なのでリージョン嫌いであり、悪行重ねるだけでコンパニオンから離脱することもある人物。 説得が成功しないとそもそも治療はできない。 重火器バグ 背中に弾薬箱を背負うタイプの武器を装備する (ミニガン等)。 さらに防具を装着しまた外して装着すると、片手で武器をもって走れるというシュールな光景になる。 そのままの状態でいると背中に背負っている部分のミニチュア版が、ポトポト背中から落ちてくる。 この状態で他の武器に持ちかえると、弾薬箱は装備されたままになってしまう。 もとの状態にもどすには、防具を外す→武器を外す→防具を装備。 老婦人ギブソンバグ ヘリオス1の裏口に出ると、凄まじい轟音と共に犬数匹と老婦人ギブソンが現れる事がある。 昼はギブソンと犬、夜は犬。 このバグが発生してしまうと、ギブソンは二度とバラックに帰らない。 解決法 ①裏口を出た直後のオートセーブのデータをロードすれば、発生しない状態で続けられる。 ②72時間(ゲーム内時間)経過によるキャラ再配置で復帰することがある模様。 ③バグ発生後、Nothin But a Hound Dog で夜中にギブソンのスクラップヤードを訪れたら普通にベッドで寝ていた。 ④フィールドとヘリオス1の出入口を往復してから裏口に出る。 .357JFPが装填バグ perk Hand Loader で作成した特殊弾の内、.357弾を全てJFPに換えて所持すると使おうとした際に「1/???」という状態になってしまう。 例えばリボルバーだと6発装填されるはずが、装備変更直後の装填数が1発しかない状態。 手動でリロードできるが、その後再び他の武器などに切り替えてから.357弾の武器に戻すと再度このバグ状態になってしまっている。 回避方法は、通常バージョンの.357を数発でいいので所持していること。 どういう理屈なのか不明。他の弾薬でも発生するかもしれないので要検証。 使用武器がリボルバーとリピーターなので、上記のリロード後硬直バグが多発し鬱陶しいことこの上ない。上手く回避するに越したことはないバグ。 ショットガンのスラグ弾、.38スペシャル弾等でも起こる。 トレイルカービン特殊弾薬セット時のデフォルト装弾数バグ ※パッチ1.2で修正 トレイルカービンに.44ホローポイントや.44SWCをセットしている時に、装備した時のデフォルト装弾数が.44通常弾の所持数になってしまう。 例えばSWCを50発持ってセットし、通常弾を4発しか持っていない場合、装備選択時にSWCが8発装弾されて装備されるはずが4発装弾の状態になってしまう。 これを防ぐには通常弾を最低8発持つようにすればよい。 逆にSWC3発でセット、通常弾8発以上を持っている状態で装備選択すると、弾数表示が8/-5となり、3発までしか撃てないはずのSWCが8発撃てたりする。 表示暗転バグ 装備品の防御力を示すDTとDRの数値だが、あまり見かけないDR装備を身に付けると表示が交互に明滅するようになる。 この明滅が暗くなった時にDR装備を外すと、明度がそのままになってしまう。 完全に暗転した状態でDR装備を外すとDTが見えなくなってしまうので、再度DR装備を身に付け明度のタイミングを計って外せばOK。 例:リブリーザー ナイト少佐の Repair スキルが40になるバグ モハビ前哨基地にいるナイト少佐だが、Rapair スキルがなぜか40になるバグが発生した。 ゲームをリセットしようが以前のセーブデータに戻ろうが、40のままになっていた。 ゲームをやり直したところきちんと100になっていたので、バグかと思われる。 Confirmed Bachelorでの会話をすると、ナイト少佐のRepairスキルが運び屋のRepairスキル値になるが、それのことでは? ミゲルの質屋に入れなくなる ウエストサイド内にあるミゲルの質屋の入口のドアに照準が反応せず、店内に入れなくなることがある。 三人称視点にしてドアに向かって左下あたりを見るように右スティックをグリグリ動せば、範囲は狭いが照準が反応する箇所が見つかる。 同様のバグをキャンプ・マッカランの倉庫2階の出入り口で確認。 ポラトル少佐がネルソン制圧の報告を聞かない キャンプ・フォーロン・ホープのクエスト Restoring Hope、制圧後ポラトル少佐に報告する際の選択肢がでないことがある。早い話クエストが完了できない。現在、修正パッチ待ちの状態らしい。 FPS視点で銃を持っていると銃自体が上にいってしまう FPS視点で銃を持っていると稀に銃が上にいってしまい、アイアンサイトが変なところを覗いてしまう。 V.A.T.S.や武器切り替え?をしていると数秒で治るが、敵に遭遇したときには地味にうっとうしいバグ。 FPS視点で銃を出していると消える 上と同じような感じで、FPS視点のままで銃を出しているとたまに銃が消える。 しかし、見えないだけで銃自体が消滅するわけではないのでご安心を。 V.A.T.S.やアイアンサイトは覗ける。上記バグと同じくビジュアル面でのバグである。 ただし、この状態になったときには発砲しても発射された銃弾が表示されないことがある。 当然相手にダメージを与えることは出来ない上に、銃弾はきっちり消費されてしまうので注意。 アイアンサイトと着弾点がずれているバグ スキルもSTRも十分で銃の揺れが無くても、アイアンサイトで狙った場所と着弾点が微妙にずれている。 そのため、距離と銃によっては狙撃が上手く当たらず、設定よりも拡散度が大きいと感じてしまう。 これは着弾点がずれているのではなく、アイアンサイト時の銃の表示がずれているために起こる現象。 ズレの確認方法アイアンサイトを覗いたまま三人称視点にしてから一人称視点へ戻すと、画面中央の><マークが表示されたままになり、実際のズレを確認することができる。 全体的に、銃が><マークより僅かに左にずれていることが分かる。 有名なのはハンティングライフルのズレで、アイアンサイトが中心点より左上にずれている。 さらにリチャージャーピストルでは、銃の位置が左に大きくずれているため、 銃の右からレーザーが出ているように見える。 Scribe Counter が取得できないバグ ※パッチ1.2で修正 (一部) ベロニカに条件となる服を渡し、会話後暗転してもPerk取得メッセージが出ず追加されない。 クエスト I Could Make You Care 発生の条件となる彼女のつぶやきが、ひとつも発生していない状態で渡すと取得できる模様。 Xbox 360版はパッチ1.2.0.314J適用後、I Could Make You Care 終了後でも 条件となる服を渡せば、取得メッセージは出ないがPerkは追加されるようになった。 ラウルの強化Perks「Full Maintenance」が機能していないバグ ※パッチ1.2で修正 ラウルの強化Perks「Full Maintenance」は取得できるが機能していない。 「Regular Maintenance」は問題なく機能しているが、 「Full Maintenance」取得後は「Regular Maintenance」を失ってしまう。 強化時にそれぞれ服装が変更されるが、現状では「Old Vaquero」を取った方がよいと思われる。 取り付けた武器MODが消滅するバグ 原因は不明だが、極稀に銃に取り付けた武器MODが消滅し、普通の銃に戻ってしまうことがある。 再び付け直さなければならないので、実に面倒。 V.A.T.S.が反応しないバグ FPS視点時にV.A.T.S.が反応しなくなる事がある。原因は不明。 武器をしまった状態から直接V.A.T.Sに移行しそのまま一回以上攻撃することで直る場合があるが、必ずでは無い。 V.A.T.S.ボタンを押した時のカチッという音が鳴らなければ「反応しない状態」なので、戦闘前に確認しておくといいだろう。 特殊VATS「Mauler」のノックダウン効果が無効化するバグ Maulerを使用すると稀にノックダウンが無効化されてしまう。特にバンパーソードで特殊VATSを使用すると高確率でこのバグが発生する。 このバグが発生するとレンジャーテイクダウンや他のノックダウン効果のある特殊VATSでもノックダウンしなくなる事があり、更に別データにまでこの現象が飛び火してしまう。 ゲームを再起動すれば確実に直るが、発生率が高めなので両手武器を愛用するプレイヤーにとってはウザくてたまらない。 崖嵌りバグ 凹のような地形に嵌ってしまい動けなくなってしまう、前作にもあったバグ。前作同様FTするかセーブ&ロードすると浮くのでジャンプすると抜け出せる。VATSでコンパニオン等を殴ってもOK まれにビーグル保安官代理が天上に嵌るかごとく落下動作中のまま嵌ることがあり、こうなるとVATSやFTも落下中はできませんとなり前のデータからやり直す羽目になってしまう。 ショートカット目的でジャンプ崖登りを多用してる人は注意しよう。 アイテムリスト表示バグ 同じ装備をいくつか入手すると、Pipboyや収納箱のリスト、売買のリストなどで正しく表示されないことがある。 例えば、10mmピストルを3つ所持しているのに「10mmピストル(2)」としか表示されず、 残りの1つがどこにも見あたらない。 2つの10mmピストルを捨ててみると残りの1つが出現するが、 捨てた2つを拾い直してもまた「10mmピストル(2)」になってしまう、という現象。 当然、消えている間は装備や修理の対象に出来ないので、アイテム整理が面倒になることも。 表示されなくても重量はしっかりあり、知らぬ間に荷物を圧迫していることもあるので、時々注意してみよう。 これはパッチ1.2適用後にCNDが100%のバグ装備を所持していると起こるバグ。 正確には使えるバグの捨てたアイテムのCNDが100%になるバグや高額武器、激安買い戻しバグで出来たバグ装備、フリーサイドのチンピラが装備してるような最初からCNDが100%の物などと、通常CNDの装備を所持(保管)することでこの現象が起きる。 不本意にこの状態になってしまった場合は武器なら空撃ち、防具なら自爆するなどしてバグ装備のCNDを少しでも減らしてやればちゃんと通常の装備品と一緒に表示されるようになる。 なお、自力で100%に修理したり、ナイト少佐等のNPCに頼んで修理してもらった場合は発生しない。 一応、パッチ適用によって発生するバグなのでパッチを消せば一切起きなくなる。 ジェーン婦人のバグ XBOX360版、パッチ1.2適用済みで確認パッチ(1.2で新たに起きるようになったバグ) 1 クエストDebt Collectorをフランシーヌ・ガレットにキャップを渡すところまで進める 2 マキャフリーと会話しスピーチチャレンジを成功させてマキャフリーの帽子を貰う 3 そのまま誰とも話さずにストリップ地区北ゲート(フリーサイド側)に行きジェーン婦人に話しかける 4 何故かジェーン婦人からキャップ&マキャフリーの帽子が貰える 5 アイテム表示は1つだがフランシーヌ・ガレットに帽子を2回渡す事が出来る (一つ目の帽子を渡した時点でクエストは終了) 注意点・補足 スピーチチャレンジの前にマキャフリーの帽子をスリ取っておけば更に1つ、計3つ手に入る (ミステリアス・マグナム2丁入手と同じ要領) 同じ要領でキャップやアイテムを2回貰えるNPCがマキャフリー以外にも複数存在 マキャフリー以外ならばクエストDebt Collectorを完全に終了させた後でも行える 2~4の間にFTを挟んでも問題ないが、セーブ&ロードやNPCとの会話を挟んでは駄目NPCとの会話終了、アイテム取得が同時に起こるものに対して行える模様ミステリアス・マグナム、BOSの隠れ家のカギ、レムナント・パワーアーマー&ヘルメットなどがジェーン婦人から手に入る事を確認 NPCとの会話でキャップやアイテムを失った時にもこのバグは適用される例えばフリーサイドの北ゲートでボディガードを100キャップで雇った後、ジェーン婦人に話しかけると100キャップ取られる。クエストアイテムにも同じ現象が起きるのでこのバグでミステリアス・マグナムを貰うとクエスト進行に影響が出る 早く移動できるバグ 正確な発生条件は不明。 ジャンプ時に時々早く動けるのを利用したバグ。 スティックを倒した状態でジャンプ→着地直前に少しだけスティックの傾きを緩める→着地と同時にジャンプしスティックを再度倒す→成功したらスティックを倒したままジャンプボタン連打。 成功したあとはスティックの向きを変えず曲がるときは視点を動かす、スティックの向きが変わったり普通に着地すると元の速度に戻ってしまう。 Agilityの効果が消えるバグ 原因は不明だが、Agilityの高さにかかわらず武器のリロードや構えが遅くなることがある。 このバグが起きた場合は一度武器をはずし、再度装備することで直る。 オーブンの内側にアイテムが潜り込むバグ バラモンの肉やダクトテープなど一部のアイテムはオーブンの目の前で捨てるとオブジェクト内部に埋まり取り出せなくなることが多い オーブン自身の開口モーションと腰ほどの大きさから小さなアイテムとは相性が悪いと思われる。周りにオーブンがあるときは気を付けよう。 NCRCFの透明スロープ 最新版パッチを入れたPS3版で発生。NCRCF構内の監視塔へ登るスロープが透明である。登ることはできるが、スロープの手すりまでも透明であるため登り口がわかりにくい。 フリーサイドの女の子は実は・・・? フリーサイドで男の子と二人でジャイアント・ラットを追いかけ回している女の子は、ジャイアント・ラットを倒した時に話しかけると男の子の声で返事する。orz キャンプ・マッカランの透明外壁 最新版パッチを入れたPS3版で発生。キャンプ・マッカランの北東の外壁をキャンプ外から見ると透明になっていて中が見える。見えない壁のためなかに入ることはできないし、中のテントやオブジェは無い。 クリムゾンキャラバン社のジョジョ的バラック クリムゾンキャラバン社へFTして目の前のゲート(西口)を通ったらすぐ右手のキャラバンのバラックにて。 あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ! 『東口から入ったと思ったらいつのまにか東に向いていた。そのまま前進&右へ曲がって出たと思ったら扉は建物の左にあった』 な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ… アリ塚の入り口が英語のまま アリ塚(マップ番号:2.33)にあるアリの巣の入り口表示は「Enter Ant Mound」と英語のまま。 実はヅラ ウルトラ・ラグジュの浴場で入浴してみると・・・頭がツルハゲに!? INTのインプランドが取得できないバグ(要検証) S.P.E.C.I.A.L初期設定でINTが5以下の場合、INTのインプランドが取得できない。(PS3で確認)
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東欧の外れ、山々に囲まれた鄙びた村を、深紅の月が影絵のように照らし揚げる 中世に取り残されたが如き石と木の村を一望できる小高い丘の上、今宵そこに立つのは一つ の人影 「いやはや、これはこれは……弱りましたねぇ……」 丸々と肥えた中年の小男は、すっかり禿げ上がった額の脂をハンカチで拭いつつ呟いた 彼が見下ろす家々に明かりは無い それどころか冬の夕過ぎだというのに暖炉の煙ひとつ上っていなかった 無論、眼下の世界の住民が家同様に古色芬々たる生活――朝日と共に目覚め、夕日が沈めば 寝台に入る実に理想的な――を送っているという可能性も無いではない だが、そんな彼の期待を三つのものが裏切っている 一つ、村外れの彼の元にすら先刻から漂ってくる、濃密な獣臭は何か 一つ、篝火ひとつ無い村の小径で、時折ちらちらと月明かりを反射する瞬きは何か 一つ、つい半刻ほど前、日没と共に村の方々から挙がった獣の遠吠えは何か―― 「人狼……滅びかけた異族の隠れ里ですか このまま山奥に籠もり、ひっそりと余生を過ごせば良かったでしょうに……」 彼の仕える教会の元に相談が寄せられたのは半年前 曰く「狼男が村々を襲い子供たちを喰い殺している」 今朝がた彼が無人となった隣村に到着した時点で、被害者は老若男女合わせて既に四桁に近 かった 「大方、『無垢の人を喰らえば力が増す』なんて古い言い伝えに縋ったんでしょうがねぇ 何とも救いが無い 人は生まれた時から罪を負っている、なんて話は洗礼を受けた身ならば何方でも存じている 事」 ――哀れみを零す彼の背後、鬱蒼とした森の闇の中に金色の眼差しが光る やがてゆっくりと月明かりの下に現れたのは、人とも獣ともつかぬ歪な姿 狼の爪と牙と毛皮を備えながら、人に近い形 警戒心からか四肢で這い寄る今ですら、肩は男の背丈ほどもある 「もっとも……」 愚鈍にも背後に迫る危機に気づかぬのか、男は眉一つ動かさずに言葉を続ける グルルルゥ、という獣の唸りが男の纏う僧衣を揺らす だが、男は気づいた素振りさえ見せない (……?) この後に及んで振り返りもせぬ眼前の肉団子に、さしもの人外にも戸惑いが浮かぶ 余程の蛮勇か、あるいは既に恐怖の余り正気を失しているのか 疑念が思考となる前に獣の本能が人狼を突き動かし、生乾きの血で汚れた顎が男をひと呑み にせんと―― 「生憎と私共に、貴方がたカインの仔へ授けられる洗礼はございませんがねぇ」 突如として身を翻す男 その顔を覆う、熊を模した仮面 「『蕩蕩たる汚猥』――!」 男の言葉と共に、人狼の五体が見る見る膨れ上がる 毛皮が剥げ落ち、青黒く変色した肉がぐずぐずと崩れながら尚も泡立ち―― ぼたり 重い水音と共に、ひと瞬き前まで恐るべき魔獣であったものは骨も残さず赤黒い汚泥と成り 果てた 「……はてさて、掃除に取り掛かるとしましょうかねぇ」 溶解した腐肉に塗れながら、仮面の男が改めて村に向き直る 「我が“怠惰”にて堕落召せ…… 『ベルフェゴール』!!」 男の全身に移植された聖痕が、夜闇より尚も冥い闇色の輝きを放つ 輝きは解れて燐光となり、風に乗る小雪のように村へと降り注いでいった…… 翌日、山間からの朝日が照らし出したのは、枯れ草ひとつ残らぬ不毛の荒野であった 『死に至る病』end
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日付 OPEN イベント名 会場 3/23(土) 14 30- club Filn FINAL~アニソンインポ殺し~ MOGRA秋葉原 23 00- ヲタリズム五周年記念 月明かり夢てらす 3/24(日) 15 00- Vocaloid High vol.8 月明かり夢てらす 3/28(水) 18 00- iPan2 新宿azito 3/29(金) 23;00- 池袋Vヲタ 池袋CYBER 3/30(土) 13;00- TokyoOtakuParadise#9 秋葉原オトトリズム 22 00- こす☆ボウル第5投 笹塚ボウル 22 30- AKIBA FESTIVAL 秋葉原P.A.R.M.S 3/31(日) 10 00- あにおん!SP パルシティ江東 18 00- ささみさん@がんばらナイト 月明かり夢てらす
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よぞらさうんど【登録タグ Vader よ 巡音ルカ 曲】 作詞:Vader 作曲:Vader 編曲:Vader 唄:巡音ルカ 曲紹介 Vader氏の7作目。 王道なハウス+挑戦的なアプローチ=心臓に悪い曲。(作者コメ転載) 歌詞 窓に映る 夜の雫 雨の音が ぽつりぽつり 古いラジオ あせた音が 部屋に響く 水のセレナーデ 記憶の影 あせたフィルム 露を払い 引き出しにしまう 月明かりが照らす 道を駆ける鼓動 廻る廻る世界 届け僕の歌よ 月明かりが歌う 空に響くハーモニー 廻る廻る世界 届け僕の想い 月明かりが照らす 空に響く歌を 廻る廻る世界 君を包む歌を コメント これはすばらしい曲です。 -- フレイル (2010-04-12 13 06 00) 名前 コメント
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虫の音も聞こえない夜、ボルケーゼ公園の芝生の上でカリカリと万年筆のペン先が紙を掻く音だけが響いていた。 千帆ではなくプロシュートが、あの戦いの顛末を書き留めている。 胡坐をかいて熱心に書き込んでいる後ろ姿は、両親の離婚が決まったあの日、夜通し書き続けた自分とどこか似ている。 そう思うと声を掛けるのも躊躇われた千帆は少し離れたところで何をする訳でもなくぶらぶらとしてみる。 いつの間にか指先の痛みが無くなっていたのに気付いて包帯を外すと、傷は跡形もなくなっていた。 おそらく育朗が癒してくれたのだとプロシュートが言っていた。彼が今日一日で負った傷もすっかり消えているそうだ。 (それでも) 文字を書く音、血の臭い、バイクの上で感じた風、夕焼けの赤。五感と記憶は密接に繋がっている。 千帆は繰り返し指の痛みを思い出した。ワムウのくれた言葉を、表情を心に焼き付ける為に…… ◆ ◆ ◆ 今の自分の精神状態は確実に普通ではないのだろう。 書いても書いてもペンは止まらない。文字と言う形で現出した記憶がフラッシュバックを引き起こす。 育朗の反吐が出そうな甘さと踏み入る事の出来ない領域の強さ、安らかな死に顔。 書くほどに心が仄暗い水の底へと沈んでゆき、濡れて張り付いた服のように不快感がまとわりつく。 この重苦しさは何なんだ。心臓が身体中へと腐れた毒を送り込んでいるのか? 脈絡のない悪寒に思わず胸ぐらを掴む。 (こんな俺を見て、あいつ等ならどうしただろうか。なんて言うだろうか) 仲間との過去に向かう意識を、ふと背中に感じた柔らかさが引き留めた。背中合わせに千帆が座り込んできたようだ。 甘えんなと言おうとしたはずなのに口から言葉が出てこない。 「文章を書いてる時って夢中になっちゃうから、いい気分転換になりますよね」 「俺はそうでもない」 育朗は死んだ。仲間でも何でもない奴だった。 だから事実だけを簡潔に書いてしまえば一ページで済むはずなのに、そうする気になれなくてダラダラ書いている。 そんな『らしくない』自分自身が気に入らない。何故なのかわからないのが尚更不快で仕方がない。 「ワムウさんと橋沢さんの闘いを最後まで見届けますって言ったのに、また後悔が一つ増えちゃいました」 「お前のせいじゃねえだろ。俺が見届けたしこうして書いている」 「ですよね。プロシュートさんのおかげであの二人の物語が完結します」 すこしだけ間が開く。 「正直言って私にはあの二人の覚悟も生き方も、肝心なところはきっと理解できていないんだと思います。 だから完成した小説をたくさんの人が読んでくれて、その中の誰かの心に伝わって……繋がってくれたら ……素敵だと思いませんか?」 あ、と声を出しそうになったのを紙一重で堪えた。 不安だったのだ。ワムウと育朗の死に際に勢いで言ってしまった繋ぐという言葉をどう実行していいかわからなかった。 あの闘いを見たせいか言葉に伴う責任を果たせないかもしれない可能性が高いという現実を嫌でも意識し、 それを拭ってしまいたくて、どうなる訳でもないのに必要以上に言葉を連ねていたのだ。 そんなプロシュートに私達が生き残ればの話ですがと千帆が笑って付け加える。 「小説にするのは私の役割です。だからプロシュートさんは私達が生き残る事に力を注いでください。 ふたりで生き残って、繋ぎましょう」 いつの間にか人の心まで観察しやがって。 心が感じていた重苦しさは悪態と一緒に気恥ずかしいような居心地の悪さに変わり、夜に相応しい穏やかな静けさが戻ってくる。 「気持ちが落ち込んだり迷った時はお互い少しくらい甘えてもいいと思います。仲間なんですから。 だから今くらいは背中、預けてくれてもいいですよ」 人の心を探り、偵い、進む道はそこにあるのだとそっと教えてくれるような……優しさもまたひとつの力なのだろう。 「俺が書き終わるまでだ」 前屈みの姿勢を正すと仲間の小さな背中がプロシュートの背中の輪郭にすっぽり収まる。 温かい血液が指先に巡るのをしっかりと感じると、今度こそ力強く物語を綴る音が月夜に心地よく響き始めた。 ◆ ◆ ◆ 月が雲に隠れ暗闇が辺りを覆った頃、カチリと万年筆にキャップが被せられたのと木陰から男が現れたのはほぼ同時だった。 わざとらしく植え込みに足を突っ込んで音を立て存在を主張すると、認識されたことを確認するや否や東の方向へ走ってゆく。 が、全速力でもない。明らかに二人を誘っていた。 「追うぞ。見た顔だ」 プロシュートは即断すると装填しておいたベレッタを構えて走り出す。千帆もあわてて後ろをついてくる。 そのまま公園の出口へと向かっていく男だったが……おかしい、あんな所に『行けるはずがない』 知らないのか? その先は―――― 「止まりやがれ! その先は禁止区域だ!!」 とっくに禁止区域に指定されていたA-7に向かって迷いなく走ってゆく男がさらにスピードを上げる。 足を撃ってでも止めるか? いや走りながら撃って出鱈目なところに命中しても困る。 そんなプロシュートの迷いを見透かしたように男は急に立ち止まると両手を軽く上げてこちらに向き直った。 プロシュートもその場で止まる。やはり見た顔だ。つい数時間前にダービーズカフェに現れ、去って行った少年…… 「こんばんはプロシュートさん、双葉千帆さん。僕の名は宮本輝之輔……時間がないので事実だけを簡潔に述べますと、 僕はあなたが会ったのとは違う、主催側の人間です。そして大統領を裏切りました」 やっと追いついた千帆の荒い息使いが一瞬で止まる。 無理もない、見た目の年齢にそぐわない落ち着き払った目の前の少年の突拍子の無い言葉を信じなければならない証拠が既に提示されていたのだから。 「首輪が……無い……?」 しかし流石はプロシュート、放送前と全く印象の違うこの少年を簡単に信用などしない。 自分もマグナムを取り出そうとしてポケットで引っかかりもたもたしている千帆にゲンコツ一発、背中に隠すと 冷静に尋問を始める。 「お前のその首、それがスタンドによる目くらましでない証拠を出せ」 「僕のスタンド名は『エニグマ』。能力はこれです」 ポケットから手のひらサイズの板状の機械らしきものを取り出し、 パタパタ、パタン! 『紙に仕舞う』とその場でもう一度開き、取り出して見せる。それを二度三度と繰り返す。 自分たちが見てきた支給品の紙となんら変わりない。 「理解した。その能力なら主催側にいる理由も納得できる。なら俺が見たお前は何だ? 何故参加者になっている」 「大統領のスタンドは別次元から物や人間を連れてこられます。今回のゲームへの協力を強制され、抵抗した際に何人かの『僕』を 目の前で殺されました。観念した時点で一人余ってただけです。ちなみにあっちの僕は意識が無かったからこの辺りの事情は知りませんよ」 別に知ったこっちゃないが悲惨な参加理由だ。 要するに自分が見たのは本来主催側に一人だけ存在する宮本の複製、いや、あちらも本物か。 同一人物が二人存在しているというのはややこしい話だが大統領の能力がそういうものならとりあえず辻褄が合う。 同時に二人が並んでいるのを見ない事にはまだ100%信じる事はできないが、少しでも情報が欲しいというのも事実。 「真偽は私達で判断します。情報をください」 言ってからこっちを窺うんじゃねえよ。最初からそのつもりだ。 もう一発軽めのゲンコツを食らわせてからメモの準備をさせると宮本に目で促す。 「その気になってくれて何よりです。さて本当に時間がありません、とりあえず銃下ろして貰えますか?」 「断る。お前の話が100%真実だったとしてもそれとこれは別だ」 「これだからギャングは……はいはいすいませんごめんなさい、まずこれを見てください」 先程出し入れした板状の機械にせわしなく親指を滑らせるとこちらに放り投げてくる。 指示される通り下部の○部分を押すと画像が現れた。簡単な地図とその上に点在するマークは生存している参加者だそうだ。 現時点で周辺には誰もいない。サン・ジョルジョ・マジョーレ教会を中心とした数エリアにほとんど集中している。 さらに現在位置を拡大すると宮本の位置はやはり狙ったように禁止エリアギリギリだ。 「首輪の役割は発信機と集音機、そして周辺のカメラを起動するスイッチでもあります。 その端末では見えませんが本部では映像で監視しています。今のあなた達は最低20個近くのカメラに囲まれてますよ」 やはりこの会場はゲームのためだけに設えたものだそうだ。 参加者の移動に合わせて首輪が出す電波を感知した極小カメラがその都度撮影、送られた高画質映像を好きなアングルに 切り替え、好きにズームして見渡せる。ショーとして見る分には最高だ。上手く編集すれば映画にもできるだろう。 そこまで聞いて疑問が浮かぶ。なら今の状況は撮影されていないのか? 「千載一遇のチャンスでした。あの教会が派手に倒壊してくれた影響で張り巡らされたケーブルの いくつかが断線したり電力の供給機材が異常を起こして撮影できないスポットができたんです。 多くはすぐに自動で復旧しましたが、いくつかの箇所は人が操作しなければなりません。今の僕みたいに」 幸い大統領の関心は教会周辺の動きに向いていて、会場の外れで明らかに休む場所を探しているだけの二人は 撮影不能のこの一帯に入り込んだ後も放置されていた。そこで他の箇所の復旧作業を行いつつ、接触してきたという宮本。 首輪については禁止区域に入ってもすぐ爆発しない事、大統領が設定したパスワードを本部で入力する以外の解除法は分からないと 役立つようで頼りない情報ばかりだ。 「この端末を渡せればいいんだけど、これが無いと本部に帰る事が出来ないんです」 「それだ。俺たちに必要なのはそういう情報なんだよ、本部の場所は? 行き方はどうなっている」 「本部は会場の外側、ローマ市内にはあるらしいんですが、窓もなければ外に出たことも無いので正確な位置はわかりません。 会場と行き来するための場所がいくつかあります。でも現実的ではありませんよ」 「どうしてですか?」 「地図上に示してある施設でこの端末を使えば移動できます。けど侵入者対策として必ず一人づつ、 さらに一度使うと五分は使えない仕様なんです」 ますますもって役に立たない情報だ。メモを取る千帆の眉も中心に寄ってきている。 「じゃあせめてこれが何なのか教えろ」 シャツをはだけて脈打つ心臓を露わにするプロシュート。それを見た宮本は……明らかに動揺した。 ◆ ◆ ◆ 「それ……は……遺体……」 「干からびてたんだからそうだろうよ。誰の遺体の一部だ」 プロシュートの問いに宮本は沈黙の後意を決したように口を開く。 「……そいつの正体は僕にもわからない。知ったところでたぶん意味などないんです。 ただ言えるのは、そいつは『聖なるもの』なんかじゃない…………それだけはハッキリしてます。複数の参加者が これを集めようとしていますが、彼らは勘違いしている。騙されているんだ。だから全てが集まらないようスティールさんが こっそり隠した筈なのに……」 「トリニティ教会の地下シェルターで見つけたんです。隠したというより置いてあった感じでした」 「そうか……できればあなた達にはこれ以上遺体と接触しないでほしい。可能であれば見つけ次第処分してください。 とにかく重要なのは、遺体は聖なるものではない。忘れないで下さい」 暑くも寒くもない会場に風が吹き、千帆が髪を直す間に宮本の崩れかけた表情は元に戻っていた。 宮本とプロシュートは互いに視線を外さない。 「お前に指示したのはスティールか……奴は裏切りがばれて殺されたようだが本部は今どういう状況だ」 「現在本部に居るのは僕と大統領の二人だけです。スティールさんと僕の他にも何人かが準備をさせられていましたが、 オープニング直後に僕たち以外は全員消えてしまいました」 「なぜお前は消されていない」 端末をちらと見る宮本。時間が迫っているらしい。 「僕の能力で紙にした物は僕が死ぬと同時に紙ごと消滅します。だから大統領はまだ僕を殺せません」 それはまだ大統領にとって重要なものが支給品の中に紛れている事を意味している。 遺体だけかどうかはわかりませんけどと言いながら宮本はポケットから出した紙を開けて冊子を取り出すと千帆に渡す。 開いてみるとそこには参加者たちの顔写真にプロフィールが載っていた。 「これからですが、あなた方はジョニィ・ジョースターに接触してください。彼は大統領に一度勝利しています。 僕はもうすこしシステムを調べ直してみます。機会があればまたこちらに来れればいいですが、あまり期待しないで下さい」 「検討する」 こうして一方的な情報提供は終わった。 時間が来たのでと去ろうとする宮本に千帆が初めて疑問をぶつける。 「宮本さんは……どうして大統領に逆らったりしたんですか?」 「ひとつはスティールさんの遺志だからです。あの人がいたから僕は絶望から救われたんだ」 「他にもあるんですか?」 雲が晴れ、三人の居る場所が月明かりに照らされる。 徐々に変わってゆく宮本の表情が苦しそうなものではあるが、それは彼の年齢相応の少年らしい顔だった。 「……スタンド使いになってこのかた、僕はいつだって誰かに利用されてばかりだ。 写真のおやじに、アイツに、大統領に……僕はただの『アイテム』で用が済んだらもういらない便利な存在。 けど僕は死にたくない! こんな所で殺されるのはまっぴらなんだよ!!」 思わず叫んでしまってから慌てて表情を元通り取り繕うが、一瞬間が空いてプロシュートがクックと笑って銃を降ろし、千帆もホッとした顔になる。 二人の様子に困惑する宮本。 「やっと出したな」 「は……?」 「その面だ。今の言葉には嘘はねぇみたいだし、お前の事を一応は信じといてやる」 「本当の気持ちを見せてくれてありがとうございます。また会えることを祈ってます」 「……どうも。じゃあ」 そうして今度こそ宮本は去っていった。 ◆ ◆ ◆ 「あーっ! まだ読んでないのに何するんですか!!」 「うるせえ帰ってから読め! お前こそなんだその大量の角砂糖は、太るぞ!」 「私じゃなくてセッコさん用の保険ですよーだ!」 公園を出た二人は付近の民家で先程の情報について語ることなく好き勝手に行動していた。 プロシュートが自分で書いた部分を読めないようホッチキスで留めてしまったせいで千帆が文句を垂れ、 千帆が無駄に大量の角砂糖をデイパックに詰めようとしてプロシュートが文句をつける。 騒がしいやり取りだが、一応大統領への目くらましの意味もあった。すでに公園で今後の方針は固めてある。 宮本が禁止エリアのA-7に悠々と去って行ったのを見た以上あの話は真実なのだろうが、彼の素の表情と本音は大統領を倒そうとする気持ちに偽りがないことを二人に信じさせた。 今後はジョニィに接触すべく彼がいるC-3方面を目指すが、その前に民家で準備を整える様子を大統領にフェイクで見せておこうという算段だ。 「でもこれ便利ですよね、『橋沢さんの支給品から出てきた』顔写真付き参加者名簿。この赤い印が危険人物、と」 「ああ、今のところカーズが最も危険だ」 「ジョニィさんにアナスイさん、セッコさん、兄さん……知った人が死んでいなくて良かったです」 「セッコは危険人物だろうが」 「それはそうなんですけど……危険だけど、善か悪かって言われたら迷うんですよね」 「ああいうのは性質が悪いってんだ。今度会ったら俺は殺すぞ」 答えの出ないやり取りを続け、曖昧なまま今後も人を探すと結論づける。 映像で監視されている事が分かった以上迂闊な動きはできないし筆談もできない。これだけだと八方ふさがりに見えるが、 いくら大統領とはいえ目と耳は二つずつしかない。参加者の動向の全てをリアルタイムに見て、聞くことは不可能だ。 宮本が言ったように今回自分たちは放置されていた。すなわち大統領は『映像を取捨選択しながら見ている』という事だ。 仲間にする人間はかなり慎重に選ぶ必要があるが、文字通り大統領の目を盗むことができれば勝機も見えてくる。 そうしていざ出発、という段になって千帆が思い出したようにつぶやいた。 「そういえば朝以降全然敵と戦ってないんですよね私達って。かなり幸運なことですけど」 「戦わずに済むならそれに越したことはない。血を流して正面からやり合うなんてのは本来最終手段だ」 「殺す……のが仕事なのにですか?」 そりゃただの殺人鬼だろうが。 「俺が戦うとして大きく分けると理由は三つある。任務として命じられた時。やらなきゃやられる時。そして…… 立ち向かわなければ誇りが失われる時だ」 「社会的、肉体的、精神的な理由ですね。私が小説を書くことで戦うのは……個人的な理由だし、どちらかといえば 精神的な理由になるような気がします」 ああ、大統領の目的の考察か。今更の様な気もするがな。 「大統領に本当の意味での共犯者がいないって事は、動機が個人的なものだからのように思うんです。 国のためだとか世界のためなら誰か賛同してくれる人がいるでしょうし」 「まあこの上誰かに命令されてるわきゃ無さそうだしな。で、社会的な線が消えたとしてその先はどう思う」 「……まだ考え中です」 「気長にやるんだな」 まだ夜は長い。 【B-6 民家/1日目 夜中】 【プロシュート】 [スタンド] 『グレイトフル・デッド』 [時間軸] ネアポリス駅に張り込んでいた時 [状態] 健康、覚悟完了、戦士たちに感化された(?) [装備] ベレッタM92(15/15、予備弾薬 28/60)、手榴弾セット(閃光弾・催涙弾×2)、遺体の心臓 [道具] 基本支給品(水×6)、双眼鏡、応急処置セット、簡易治療器具、露伴のバイク、打ち上げ花火 ゾンビ馬(消費:小)、ブラフォードの首輪、ワムウの首輪、 不明支給品1~2、ワルサーP99(04/20、予備弾薬40) [思考・状況] 基本行動方針 ターゲットの殺害と元の世界への帰還 1.大統領に悟られないようジョニィに接触する 2.育朗とワムウの遺志は俺たち二人で"繋ぐ" 3.残された暗殺チームの誇りを持ってターゲットは絶対に殺害する ※支給品を整理しました。基本支給品×3、大型スレッジ・ハンマーがB-4の民家に放置されています また育朗の支給品の内1つは開けた事になっていて、本物はプロシュートが隠し持っています 【双葉千帆】 [スタンド]:なし [時間軸] 大神照彦を包丁で刺す直前 [状態] 健康、強い決意 [装備] 万年筆、スミスアンドウエスンM19・357マグナム(6/6)、予備弾薬(18/24) [道具] 基本支給品、露伴の手紙、ノート、地下地図、応急処置セット(少量使用) 、顔写真付き参加者名簿、大量の角砂糖 [思考・状況] 基本行動方針:ノンフィクションではなく、小説を書く 。その為に参加者に取材をする 1.大統領に悟られないようジョニィに接触する 2.主催者の目的・動機を考察する 3.次に琢馬兄さんに会えたらちゃんと話をする [ノートの内容] プロシュート、千帆について:小説の原案メモ(173話 無粋 の時点までに書いたもの)を簡単に書き直したもの+現時点までの経緯 橋沢育朗について:原作~176話 激闘 までの経緯 ワムウについて:柱の男と言う種族についてと152話 新・戦闘潮流 までの経緯 188話 風にかえる怪物たち のくだりはプロシュートが書きましたがホッチキスで留められて読めない状態です 支給品紹介 顔写真付き参加者名簿 ディアボロに支給。 参加者全員の顔写真と簡単なプロフィール、スタンド名のみが載っており スタンド大辞典と合わせる事で参加者の情報が完全にわかる事になる。 ディアボロと一緒に会場外に流されたが、宮本(参加者でない)によって回収され双葉千帆に渡された。 危険人物には印がつけられており、他にも宮本による書き込みがあるかもしれません。 ◆ ◆ ◆ 「戻りました……と、やっぱり起きてたんですね。一時間って仮眠といえなくないですか?」 「君が帰ってくるギリギリまでは寝ていた。起きてから身支度に4分、録画分も含めてモニターのチェックを始めてからはまだ2分だ。 頼んでおいた仕事は済んだのか」 「ええ。ブレーカーの復旧にカメラの設定確認。下流に引っ掛かってたDIOと……ディアボロの死体も回収しましたよ」 宮本は大統領の左側に回るとサイドテーブルに置かれた箱に紙を無造作に投げ入れた。 吉良の時のような演出をする必要のないモニタールームは温かみの無い光で万遍なく照らされている。 大統領はゲーム開始以降もっぱらここで映像を見ているだけで放送はスティールが、システムの維持管理および雑務は宮本が担当していた。 どこから持ってきたのか、無機質な部屋に似つかわしくない肘掛椅子に合わせたオットマンに足を乗せた大統領がご苦労、と一言労う。 「死にたてのDIOはともかくディアボロは今更勘弁して下さいよ、何かに使うんですか?」 「使いたくなるかもしれんから念の為にな。他の死体も必要があれば回収してもらうかもしれん」 ええ……とゲッソリした顔の宮本を尻目に大統領は涼しい顔だ。 「機械関係については君の方が理解が深くて助かる。私があちらに行くわけにはいかないからな」 「原理は知らなくてもテレビゲームやインターネットはできますからね。間違えたら爆発するわけでもなし、 ボタンの配置で操作は大体見当つきますよ」 会場全体で軽く数十万以上あるだろう監視カメラを統括する設備も、操作自体は少ないスタッフで円滑に行えるよう 限りなく簡略化されていて、宮本に渡されたのはノート一冊にも満たない簡素な説明書だけだったがそれでも十分だった。 外に持ちだして使っているモバイル端末も説明書無しで直感的に操作できたくらいだ。 (とはいえ大統領も拙いながら監視システムを使いこなしている。時間が経つほど僕が不利になるか……?) 時代と言うアドバンテージがあれども所詮は素人。宮本には壊れたゲーム機を直す技術もなければ ウイルスを作成する知識もない。このままシステムの裏をかけないと先程のような現場に行けるチャンスはもうないかもしれない。 「君ならば万一参加者と接触してもごまかしが効くしな」 ……カマかけだとしたら確証を持っていない証拠だ。 そうですねと無難に答えたが、大統領はそれ以上特に追及もしてこない。 「なあ宮本、通常誰にでも自然に備わっている感情である恐怖だが、何に対して最も抱きやすいと思う?」 「愚問ですね。生物は『未知』に対して本能的に恐怖を感じるようにできています」 宮本が最も熟知していることだ。 いつもの日常に突如不気味な来訪者が訪れる。有りえないと思っていた事が目の前で起こる。圧倒的な強者が立ちはだかる。 それによって未来の予測が限りなく不可能な状態に陥った時に人は恐怖を感じ、先に進もうとする意志を失ってしまう。 「突き詰めれば『この先どうなるかわからない』という不安が極大化したものが恐怖だと言えるな」 だから人は恐怖を感じた時、多くの場合自らを安心させようと本能的に行動を起こす。安全な場所への退避もそうだし 精神的な安定を取り戻そうと特定の行動を取ったり、現実逃避を図る。どれも原理は同じだ。 「かと言って確実な未来が分かれば安心が訪れるかと言えばそうでもない。不幸や理不尽が起こると分かっていて 覚悟し立ち向かえる人間の方が稀だ。パンドラの箱からエルピスを解き放っても絶望という病が蔓延するだけだろう」 エルピス……予知だとか予兆だったか。 あの神父の思想は大統領のお気に召さなかったらしい。 「未知への恐怖を克服するだけなら経験を積み精神を鍛え、備えを怠らなければ良い。 その一方克服しようのない恐怖として、『無限』というものは何よりも怖ろしいことだと私は思っている」 「終わりがない……僕には想像のつかない領域ですが、結果や結論に辿り着けない事が決定してるのは恐怖を通り越して考えるのをやめたくなりますね」 「まったくだ。ならば、無限という地獄から脱するためには何が必要だろうか」 「さあ?」 見当がつかないのは本当なので適当に返したが、普段仕事の指示くらいしかしてこない大統領が 今更言葉遊びを持ちかけてくるはずも無い。慎重に次の言葉を待つ。 「奇跡だよ」 ◆ ◆ ◆ はじめに奴にとっての奇跡が起きた。 無限に存在する並行世界のどこかで行われる直前のバトルロワイヤル……絶望に支配されていた奴が迷い込んだ私を見つけた。 次に私にとっての奇跡が起きた。 本来の私は無限の回転に引きずられ戻ってしまったが、奴が毛色の違う私に興味を抱きD4Cごと複製してくれた。 その後オリジナルは基本世界で死亡し、私が真実『基本のファニー・ヴァレンタイン』となった。 「そこからは断片的に知ってますよ。いち参加者だったはずのあなたがいつの間にか人を集めてこの本部に乗り込み、 奴を殺してバラバラにして燃やして……そこらに放り投げた」 「そして私はこのバトル・ロワイヤルを所有した」 「そしてあなたは奴の『遺体』を支給品としてばら撒いた」 「そして参加者たちは争って『遺体』を集める。私の為に」 ◆ ◆ ◆ 「奴が『聖なる者』だったとでも!?」 「宮本、君は根本的な事をはき違えている。君にとって聖なる者と邪悪なる者の境目はどこだ? 幸福をもたらすか不幸をもたらすかで言うならそれらは表裏一体、世界の幸福と不幸は神の視点では釣り合っている」 「もし奇跡が起きて奴が生き返りでもしたらそれこそどうするんですか……」 「死は単なる事象ではなく救いだ。己の未来を代償に全ての恐怖から解き放ってくれる。『勝者になれない』というエルピスの毒に 侵されていた奴は最後には死を受け入れた。あの方もついに蘇りはしなかったし、奴もそうはならないだろう」 そのセリフに宮本は違和感を感じた。 一度倒したという自負もあるのだろうが、思えば大統領の発言には終着点を自分でも予想できていない節がある。 「では僕からの質問です。オリジナルが死んで消滅の心配がないなら何故あなたは基本世界とやらに戻らなかったんですか。 あそこには揃った『聖なる遺体』があるというじゃないですか。 奴と同じ様に参加者に殺される危険に身を晒してまでこのゲームで得るものとは何なのですか?」 歴史は繰り返されるとはよく言ったもので、奪ったものは奪われる。よくある話だ。 大統領はあの吸血鬼みたいに自分だけは大丈夫と高をくくって相手を侮った挙句やられた様なやつとは違う。 どこの世界でもまた一からのし上がれるだけの才覚があるのだから、こんな事に手を染めず 社会の中で生きて行けばいいのにと思うのは宮本が凡人の範疇を出ないからだろうか? 「私は二度と基本世界に戻るつもりはない。『私』はあの世界をディエゴ・ブランドーに託し、自らの正義に殉じた。 決着のついた事を覆しに戻るような恥知らずな真似はできないな」 キャプチャーした画像を拡大すると遺体を持った参加者の姿が各モニターに映し出されてゆく。 ルーシー・スティール ジョニィ・ジョースター ディエゴ・ブランドー プロシュート トリッシュ カンノーロ・ムーロロ 蓮見琢馬 カーズ 「私が得ようとしているものや目的は当然言えないが、この世の真理として、事を起こす際には必ず対価が必要になる。 聖なるものですら代償を支払わねば大きな奇跡は起こせなかったのだからな。 地位や名誉、持てるものは全て彼方へ過ぎ去り、もはや差し出せるものは命以外なにも無い身だが 私はこの世界で奇跡を起こしてみせる。それだけの価値がこのバトル・ロワイヤルにはあるのだ……!!」 そうだ、その目だ。 大統領、いやファニー・ヴァレンタインという男の目には希望と覚悟、そして犠牲を躊躇しない漆黒の意志が燃え盛っていた。 時折見せるあの誇り高く熱い眼差しを見るたび宮本の心は否応なくざわつき、焦がれてしまいそうになる。 (だが決して近づき過ぎてはならないよ宮本君。あれは誘蛾灯だ) スティールは最後まで彼を悪だと断じなかった。 彼のやったことを見てきた筈なのに、これほどの目にも合わされているというのに尚不思議な事に宮本も彼を純粋な悪だと思えない。 だからこそ強い意志を持って抗わなければならないと何度も何度もスティールは念を押してきた。 今思えばあれは自らに言い聞かせていたのだろうか。 自分がこの先呑み込まれないようにするには――――支払うべき代償は――――――― 「抗いますよ、僕は」 「抗えばいい、君も私も含めて全ては流れだ。不要なものは淘汰され、あるべき場所に収束する」 きっぱりと敵対する意思を宣言すると、モニターを見つめる大統領に背を向けて宮本は背筋を伸ばし歩き出す。 監視カメラに転送装置、位置確認システム。マニュアルと実践で既に舞台装置の仕組みそのものはほぼ把握した。 悔しいが支給品の事があるといっても仕事を放棄して殺されるわけにはいかないので今はまだ命令に従おう。 次はいかに大統領の目を盗んでシステムの中枢……首輪や禁止区域の設定に踏み込むかだ。 できるなら他の参加者にも情報を送りたいが、とりあえず今はあの二人との繋がりを死守しなければ。 怖かった。前のゲームの時から自分は与えられた仕事をする以外紙に引きこもっていた。 何も見ず何も聞かず、それで嵐が過ぎ去る訳がないのはわかりきっていたのに現実逃避していたのだ。 だから自分と言う杯が右から左に渡ったときも、今思えば大統領からは抵抗どころか駄々をこねたようにしか見えなかっただろう。 最後には恐怖に支配されるまま首を縦に振るしかなかった。 そんな弱くて醜い自分に辛抱強く語りかけ、諭してくれたスティールはスタンドなど無くとも間違いなく自分より強かった。 彼が大統領に立ち向かっていった道はきっと光り輝いていたのだろう。 (僕の進む道は……デコボコですぐつまづいて……崖に向かってても気付かないくらい暗かったんだ。今までは) 目の前でスティールが死んだ瞬間、その光は宮本に受け継がれた。 (今は違う。スティールさんが照らしてくれた道はデコボコどころか穴だらけ、歩ける場所すら僅かだったけど、 僕はひとりじゃない……だから――――やるだけやってやるッ!!) 【??(バトル・ロワイヤル本部)/1日目 夜中】 【宮本輝之輔(参加者でない)】 [能力] 『エニグマ』 [時間軸] 仗助を紙にした直後 [状態] 健康。黄金の精神 [装備] [道具] [思考・状況] 基本行動方針:スティールの遺志を受け継ぎ、参加者が大統領を倒すサポートをする 1.システムを探り、首輪の解除や本部までの道を開く方法を探す 2.隙を見て会場に行き、情報を伝える ※宮本が死亡した場合、支給品の紙は中身ごと全て消滅します ◆ ◆ ◆ ひとりモニターを見つめ続けるファニー・ヴァレンタイン。 (スティーブン・スティール……まさかお前があんな刺客を用意していたとはな) 第3回放送時、いつもは紙に籠るばかりの宮本が珍しくついてきていた時点で何か企んでいるとは思っていたが、 スティールを殺しても折れるどころか遂に敵対宣言までしてきた。よくぞあそこまで育てたものだと心の中で賞賛を送る。 仮眠の最中仕事を頼んでおいたが、たぶん誰かと接触しているだろう。が、それならそれでいい。それもまた流れなのだから。 重要なのは誰が敵だとか味方とかではない。なにが自分にとって『吉なるもの』かだ。 エルメェス シーラE トリッシュ ルーシー・スティール 「やはり、良い具合に淘汰されている……」 画像が間を開けて切り替わってゆく。 そして最後に映し出されたプロシュートの画像が少しずつ横にずれてゆき…… 「双葉 千帆……」 ―――ぷつん、と電源が落とされた。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 189 風にかえる怪物たち プロシュート 207 どこへ行かれるのですか? 189 風にかえる怪物たち 双葉千帆 207 どこへ行かれるのですか?
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買取って本当にばかに出来ません。 本やCDとかでもまとめて売ったらまとまった金額になるし、それがブランド品とかなら尚更です。 今まで捨ててたのが本当に悔やまれますね(+o+) 今まで捨ててたのを全部売っていたら言う鞍になっていた事か・・・ハア 私がいつも売っているのは、ネットオフという所なんですが、ここはおすすめのブランド買取のお店ですね。 ここで売っていくらもらったでしょうかね^m^ 一度売ってからは、それからはちょっとしたブランドとかでも査定してもらっています。 もしかしたらっているのがあるからですね。 ブランド買取だけど、本・DVD・CDもオーケーだし、人形とかも買ってくれるみたいです。 ブランド品をまとめて買い取ってもらっと時とかは、そのお金でプチ国内旅行出来ましたからね。 ほんと買取の金額ってばかに出来ないですよ(@_@;)